にいさか歯科 院長の山田公果子(旧姓 新坂)です。
私が卒後研修後いろいろと悩んだ末に匠歯科クリニックに勤務させていただいたのは、研修が修了してから1年半経過した時でした。
そして、この匠歯科クリニックで学んだこと、身につけたことが現在までの私の歯科治療のベースとして大変役に立っています。
まず、匠歯科クリニックで行われる治療は、まさに“王道、正攻法”それに尽きると思います。
特に経験の浅い若い歯科医師にとって、基礎を作る時期が非常に重要であることは言うまでもありません。
この時期に、小手先の治療や好ましくない癖、いわゆる我流が身についてしまうと、それ以降の歯科医師の仕事に大きな悪影響を与えます。
しっかりとブレることのない基礎、基本があって、初めてその上に素晴らしいスキルを積み上げていくことができると私は考えています。
次に、歯科医院のハード面についてです。
使用する機材や材料の選定、それをどこにどのようにレイアウトするか、そこにも学ぶ点がありました。
「えっ、そんなこと?」と思う方もいるかもしれません。
しかしこれは日々の業務遂行の効率を大きく左右します。
ちょっとした動線の乱れや機材、材料を探しにいく手間、そういった小さな無駄やストレスが積み重なると、仕事をしにくい職場になってしまいます(これは患者様にも伝わります)。
今、私は歯科医院を開業していますが、匠歯科クリニックで使用した機材や材料、収納やレイアウトの考え方を色々な場面で活用させていただいています。
最後に、ソフト面です。
一流の技術と機材、綺麗で見栄えの良い建物を揃えても、そこに心のこもった「患者様のために」という気持ちとおもてなしの心がなければ、ただの箱だと私は思います。
患者様の痛みや悩み、なりたい姿を正しく理解し、寄り添いながら共に良くしていくという思いを持ち、それをスタッフ全員と共有し、医院の理念とすることで、それが患者様に伝わり患者様に選んでいただける医院になれると考えています。
私が匠歯科クリニックでこれらのことを学びながら、尊敬できる院長先生とスタッフの皆さんと一緒に仕事ができたことは今の私の財産であり、懐かしく大切な思い出になっています。
これからキャリアをスタートさせる若い歯科医師の皆さん
オススメですよ、匠歯科クリニック!
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